2012年12月9日日曜日

パレード

『パレード』
藤原竜也・香里奈・貫地谷しほり・林遣都・小出恵介
「嫌なら出ていくしかなくて、居たければ笑ってればいい」
都内のマンションに暮らす男女4人の若者達。
共同生活。
自分の優しい部分という表の顔でつきあう4人。
それぞれが、不安も迷いも、過去も持っているけど、
出さないまま暮らしている。
そういう暮らし方が、とてもリアル。
そこへ一人加わることで、どんどん日常の笑っていた部分から、
一人一人の心の闇が出てくるお話。

けっこうこれは、ずっしりきますね。
そして重い。
面白いか面白くないかって言われたら、楽しい話でではないです!
しかし好きか嫌いかって言われたら、けっこう私は好き、です。
最後まであっという間。
(私は、嫌いな映画はめったにないですが・・・
本当に耐えられたない映画は、最後まで見れない人なので)笑)

心を全部さらけ出すことって難しいし、怖いんですよね。
見てて怖かった。
そして、最後も。

行定勲監督ですね。
やはり演出ってすごいなーと。

お互いの知ってるけど、話さないこととか。
感じてるけど、心配してるけど、表には出さないでおこうとか。
あまり深くかかわるのはよした方がいいんじゃないかってとことか。
日常の怖い部分や不安な部分が、映画でばんばん伝わってくる、感じです。

なので、見終わったあと、もやもや感はたっぷり感じますが、
このもやもや感を感じる事って、
人が生きているってことなんじゃないかって、
大事なんじゃないかなって、思うのです。
(あんまり上手く言えませんが・・・)



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