先週読んでた本。
『パラレル』
長嶋有著
「妻の浮気が先か、それとも僕の失職が原因か?ともあれ僕は、会社を辞め、離婚した。錯綜する人間関係と、男と女の行き違いを絶妙な距離感で描く。」
いろんな言葉が、心に止まる。
心に響く。
そして、たんたんと主人公の想いは描かれていく。
「こういう性格が妻の気持ちを冷ましていったのか。一瞬立ち止まる」
「僕も泣きましたから。僕も泣いて、彼女より先に泣きやんだっていう、
それだけですからね。」
「悲しみの総量は等分になる。」のかもしれない。
なんか、いろんな言葉に、敏感に反応し、そう思ったり、
私はこうかなあとか思えたり。
じっくり楽しめた本でした。
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