『トリツカレ男』
いしいしんじ著
///////ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。
何かに夢中になると、寝ても覚めてもそればかり。
オペラ、三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、刺繍、ハツカネズミetc.
そんな彼が寒い国からやってきた風船売りの少女ペチカに恋をした。///////
どこか外国の童話のように感じた本。
この先、どうなるの?って思うから、サクサク読めちゃうし、
お話の情景がとってもすんなり頭の中で、カラフルに浮かんでくる。
読み進めていくと、ドキドキしたり、ワクワクしていた子供のころに
感じたあの感覚を思い出す。
1日に読めちゃいました。
どうしてそこまで一生懸命にひとつひとつのことをやることができるんだろう。
夢中で。極めちゃうまでやり続ける。
でも、頑張ってやってきたことが、どれも大事な時間だったとわかる。
いいなあ。
一生懸命に自分のペースでじっくり何かをすることが、いいなあ。
読んだあと、ハッピーな気分になる本でした。
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