2013年11月3日日曜日

聞き分けのいい女って・・・

『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』

DVD借りてきました。

原作が好きで、読んでました。
あの、独特な本の中の間とか。
ちょっとトゲトゲしいとことか。
毒のある本音とか。

どうやって、こんな豪華でキレイな女優さんたちがするんだろうって、
思ってました。

そんなことキレイさっぱり忘れてました。

表向き、みんな真面目で一生懸命で、頑張りすぎる人達で。
でも、そういう人たちほど、いっぱい生きて行く上で、
傷ついてるんだけど、笑顔で頑張ってるんだよって、思うのです。

相手のことを、家族のことを、思いすぎて、
動けなかったり。
心の気持ちって一つじゃないんだって。

すーちゃんは、真面目で料理するのが大好きで。
お店で同じ立場の社員なのに、要領のいい子は、
嫌なことは笑顔で押し付けてきたりする。
でも、そんな子は結婚を決めて寿退職しちゃうこと。

まいちゃんのなんでも頑張ってバリバリのOLさんで、
上司のセクハラ発言にも笑顔で我慢してるとことか。

さわ子さんの、お母さんがおばあちゃんの介護で大変なのに、
私がもし結婚したら、お母さんはどうなるんだろうって、
素直に考えているとことか。

日常に考えることがそのまんまなのです。

映画の中で、
印象に残った言葉がこれ。
何事にも頑張って、聞き分けのいい女のまいちゃんの言葉
「聞き分けのいい女って、結局、薄っぺらい気がする」


・・・・グサっ
という音がしたような(笑



たしかに。
聞き分けのいいってことと、都合がいいってことかもしんない。
やさしい気持ちが強すぎて、怒れない女なのかもしれないけど、
それって、生きてるってことじゃないのかもなあって。
相手と対等でないんだろうな。
相手にきちんと想いを伝えることができてないんだろうな。

原作好きで、気になってた映画。
見て良かった。
映画も好きです。

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