2014年3月3日月曜日

インポッシブル

『インポッシブル』

大事なことを知ることができる。
自分に何ができるのか。自分がどう動けるのか。
いろんなことを漠然と考えてきたけれど。

動ける動けないというよりも、
何が大事かということ。
大切にしたいことがわかる。
異国で災害にあったときの言葉の壁も。
突然来る災害に対しての人間の小ささと。
それでも、人が人を助け合う心があることの大切さと。


一人でいることがとてつもなく不安で怖い瞬間だということ。
家族が一緒にいるとわかった瞬間、不安も心配も怖さもかき消され、
お互いがいるという安心感が、どれだけ大きな意味をもつのかが、わかること。


そして津波や災害にあったことを、
知る意味で、見てよかったと思う。

テレビで災害の放送をされているのは、
やっぱり選ばれている映像だということを。

実際の痛い思い、悲しい思い、死と向き合う映像は、
テレビでは流れないことを。

この映画では、痛くて、辛くて、怖くて、
死と向き合う、怪我と向き合う、家族がバラバラになる。
私は、目をどうしてもそむけてしまったシーンがたくさんある。
そういう目をそむけたことが実際に起こっていたんだとわかることが、
大切なのではないかなと思う。

目をそむけてしまう主人公の男の子と同じ想いになり、
その想いに寄り添うことも、大事だと思えるから。

ユアン・マクレガーのお父さん役がとても良かったです。
『人生はビギナーズ』で好きになった俳優さんです。


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