本2冊読みました。
『星のかけら』
『また 次の 春へ』
重松清著
重松さんの本は、
ちゃんと生きていることと、死んでいくことを丁寧に書いているなあと。
もやもやする気持ちも、そのまんま。
もやもやしてていいんだよって、言われているようで。
いろんなことがあって、
いつもどちらか答えを出さなきゃと、いう生きづらい社会があること。
でも、実際、みんな悩んで、迷って、いろいろ思うことがあるんだよって、
言われているような気持ちになります。
『また次の春へ』は、
震災後の今の自分たち。短編集。
震災のころの気持ちと、今の気持ち。
あのとき、感じたことと、今感じること。
微妙に少しずつ変化する気持ちがあるなと思う。
今だから、落ち着いて考えれることもあり、
あのときだから、何を一番に大事にして生きていいくのかって、
真正面からつきつけられた。
失って知る大切さ。
なくて知る気持ち。
壊れて大事だと気づく。
そして、人は再生する力を持っている。
歩く力は持っている。
どちらも、読んで良かった本です。
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